バズちゃん奮闘日誌・・・

いよいよやってきました。
本試験会場です。

ざっと見た感じで先生達がかなり同様してる。
私もその中の一人でしたが、まず何がおきていたのか？
と言う事から説明したいと思う。

今回の本試験会場は私達の知るフィールドに
新たに細工がされた鉄壁の要塞が２箇所。
堀と呼ばれるスナイパー用と思われる穴が１６箇所。
アタッカー専用のストレートゲートが２２箇所。

廃墟と廃墟の間のアスファルトの上を滑走出来るようになった。
逆に言うと廃墟の上にスナイパーがいた場合
標的にされます。ってかあれじゃ蜂の巣です。

先生達はバージョンアップされる前の戦場しか知らないので
まさか多忙なあっちゃんがここまで戦場に手を加えているとは
予想もしてなかったのが大きな誤算。

これじゃ誰が勝っても不思議じゃない。
私達だって個別戦闘だったら生き残れるかどうか。。。

正直なところ見届けてあげたい気持ちはありましたが
私達上層部は、あっちゃんから査問会への召集を受けまして。
１班謀反の最終判決を決議で決める事とあいなりました。
そちらに参加しないといけないので最終試験は結果しか知りません。

これにより多くの先生方が本試験の実況を知らぬまま
査問会会場へ出向く事となる。

私達には別問題が横たわってます。
それは１班の謀反。これを許すべきかどうか
それが平たい審議の内容でした。

総勢３０名。各班より１０名選抜。
上層部の私と烈も今回は会場へ参戦。

ここまで歩んできて生徒が最終試験で頑張ってる勇士すら
おがめないとは、おのれ一班の首謀者め！

まったく新生１班はいらぬ謀反をしてくれたものだ！
査問会の結果、リーダーの除名。副将の除名が過半数を超えて
決議されました。

それより下の部下はおとがめなしと言う結論。
責任とはそういうものです。

これにより３名が除名となり
最終試験場で１０位以下にこぼれた３名を
こちら側で受け入れる体制を整えました。

無論当事者達は知りませんが
１０名が合格ラインだと思い込んで必死に戦ってるところに
朗報です。

なんと合格ラインが１３席になりました。
私達が本試験会場に戻った頃、もう半数以上の戦いが終っていて
各班長共に自分の生徒の存在を必死に探してました。

私の生徒は既に控え室に居て、結果は１６位。
惨敗です。覚醒前に無念の敗北。

そりゃあの戦場だと私も１０位を死守できるかどうか。。。
良くやったほうだと思う。

でも不合格は不合格です。
残念ながら私の教えた愛弟子は傭兵にはなれませんでした。
辻ちゃんの傭兵がランキング１２位。１３席ありますので合格です
烈の生徒が最終試験１８位。トライアウトで２位だった男です。
それだけ本試験会場は激戦区だったという事でしょうか。。。
結局受かったのは見覚えの無い生徒ばかりでした。

それはそれでやりやすいんですが
私らの敵が己の生徒で無い事を少し安堵している自分が居ます。
愛弟子は討伐しにくいですからね。。。

不合格でよかったのだと思う。
これからあの子達は普通にキャンプして
普通にお友達と買い物をして普通のアバターになっていってくれることを
切に願います。

私は教官としてはやはり不向きでした。
しかも本試験会場、まだ戦った事の無いフィールドで
どんな乱戦があったのか？それを知るのはタマちゃん達の
上層部だけです。

私達は現地を離れてましたから
結果しか知りません。
査問会さえなければ。。とくやまれてなりませんが
戦場で戦況を見てた指導員の人の話によると
スナイパーが最終的にかなりの数生き残ったらしい。

廃墟のどこかで伏せて撃ち込むタイミングをはかっていた！
としか思えませんが地面を歩いてるものは根こそぎやられたらしい
やはり平地のドームとは全然違う世界でしたね。
平地のドームではスナイパーは不利ですが
廃墟など隠れる場所があればスナイパーは怖いです。
出来る事なら本試験を見届けてあげたかったかな。

それが正直なところです。
選考もれした傭兵にはまたチャンスがあれば
召集がかかるらしい。

そこがせめてもの救いかな。
今私が不安に思う事が１つありまして
除名された１班大将と副将を含めた３名が
逆恨みをして仕返しに来るような気がしてなりません。

それをあっちゃんに言うと
全員追放するからその時は追放戦に参加して下さい
との事でした。

戦いの無い平和な世界に憧れますよ。。。
と言う事で残念ながら私の生徒は覚醒前に叩き潰されました。
残念ですが現実は甘くない！と言う事でしょうか。。。

以上が本試験の内容でした。
詳しくかけなくて申し訳ないですが

我々はあっちゃんの親衛隊なので
オーナーのあっちゃんの命令が絶対優先なのです。
故に査問会へ出向いたわけですが
後味が悪い結果に終りました。

今後合格した面々と乱戦になるとは思いますが
手抜きはしませんのでお覚悟下さい。

以上、本試験内容と査問会の報告でした。